旬の歳時記 柏餅 2012.05.05 食べ歩き , 日記 , 和菓子 Tweet 柏餅には、こしあん、粒あん、味噌あんとあるが、こしあん派である。 柏葉の香りを宿したしんこ餅に、ふわりと歯が包まれる感触を、小豆の粒で邪魔されたくない点と、味噌は野暮ったく感じるという勝手な理由からだ。 新葉が出ないと古い葉が落ちないという理由から、子孫繁栄が託された柏の葉は、古代は食器だった。 ご飯などは土器にくっついてしまうため、柏等の葉を敷いたという。柏の香りのするご飯。何とも粋ではありませんか。