全面すじこ全面ウニ

食べ歩き ,

むしろ軍艦巻きといってもいい。
そんな細巻きだった。
見れば、酢飯はわずかで、全面すじこ、全面ウニである。
ご飯を薄く薄く敷いてから、たっぷりすじこやうにを乗せ、巻いたのだろう。
そう思って食べた。
嬉しいけど、バランスが悪いんじゃないのかなあ。
そう思いながら食べた。
ところがどうだろう。
すじこやウニの豊満は途中までで、あとは酢飯だけなのである。
だから、バランスがいい。
すじこやウニが口いっぱいに広がってから、酢飯が追いかけて混ざり合う。
いい塩梅である。
さらには、こいつをお尻の方から食べてみた。
つまり酢飯の方からである。
すると酢飯と海苔が少しきて、すぐさまウニやすじこが爆発するではないか。
これは間違いなく、お尻かじりだね。
しかし疑問はどうやって作ったかである。
写真で3本分。きっちり同じ長さに切ってある。
少し酢飯と具、次に酢飯を4回繰り返したのか。
あるいはそうして作って、後から詰めたのか。それにしてはきっちり巻けている。
誰かこの謎を解明してくれ。
青森市「三九寿司」にて。