今朝のおめざめは、トウモロコシの冷たいスープでございます

食べ歩き ,

「ご主人さま おはようございます」。
「ああ、おはよう」
「今朝のおめざめは、トウモロコシの冷たいスープでございます」
「おお、いいな」
スープを口に運ぶと、トウモロコシの優しい甘みが舌に広がった。
口の中に朝陽が刺す。
その甘みに感謝して目を閉じると、豆乳ヨーグルトの柔らかな酸味とローストしたカシューナッツの香ばしさが追いかけてきた。
もう一口飲むと、甘みの後から酸味が現れた。
ゆかりのような酸味は、スマックだろう。
トウモロコシの豊かな甘みとスマックの酸味が、食欲を起こす。
「この後は何かな?」
夏の終わりに飲みたい。広尾「サラーム」のスープを飲んでの妄想