今年のうなぎ初め

日記 ,

今年のうなぎ初めは、日本橋「はし本」でとりおこなわれた。
様々なうなぎ料理をいただいた後に、「うな重」をいただく。
同席した人が一口食べて「ごはんがおいしいっ」と、言った。
そうなのである。
「はし本」のうな重は、ご飯がおいしい。
うなぎのタレに染まりながら、決して味を染み込ませない加減の炊き方が見事である。
それでいて米として存在感がある。
このうなぎアルデンテともいえる米と柔らかい蒲焼が、一瞬にして口の中で溶け合う。
橋本さんの焼きは、焦げ目が微塵もなく、柔らかいのだが柔らかすぎない。
ふんわりとした柔らかさの中に、うなぎとしての尊厳がある。
うなぎを愛してやまない橋本さんの愛情が、割きに打ちに、そして焼きに現れていて、なにかこう心が温かくなる蒲焼なのである。
そんな蒲焼と美味しい米が一体となり、塩梅が見事に決まったタレがでしゃばりすぎずに両者を盛り立てる。
「うな重」という料理の美学がここにある。
「はし本」のうなぎ料理はこちらこら