イタリアンなれどイタリアにあらず

食べ歩き ,

世界中に「イタリアン」と名乗るものは数多くあるが、これほどイタリアとかけ離れているものはありません。

そういう意味で、とてもリッパなのです。
ふわふわのスパゲッティーに、うま味が強い塩味とサラダ油がたっぷりとからまって、イタリアじゃないのにイタリアでっせと煽られる。
芝海老と呼ぶにも呼べない海老と、玉葱、ハム、ピーマン、マッシュルーム。
まずは胡椒をかけて、次にタバスコかけて、最後に粉チーズをかけて、味の変化を楽しむのがいいのだよ。
異論はあろうが、マッキー流は、別盛り(コールドキャベツの別盛り)60円を混ぜちゃう。
上にかけると麺が冷めるので、麺の下に入れてしばし温めてから、混ぜて食べる。
ハハどうだ。誰もやっていないぞ。
やるわけないか。
試してみたらわかるけど、「イタリアン」のやるせなさが増幅して、無常さえ感じられるのである。
「リトル小岩井」の「イタリアン」540円