滅多にラーメンは食べない。
トラウマや恨みがあるわけでも、ダイエットのためでも、医者から禁止されているわけではない。
だがある日気づかされたのだった。
取材のため、たまたま4回続けてラーメンを食べ、「辛かった」と書いたら、ラーメン評論家のOさんから「ラーメンは我々に任せて、マッキーさんは無理してまで食べないでください」。というメッセージをいただいたのである。
「そうか。ラーメンは専門家に任せて、僕は食べないでおこう」。
以来、必要がない限り、ラーメンはあえて食べない。
地方の昼ごはん時に、興味を引くものが他にない時に、食べるくらいである。
しかしこの一週間珍しくラーメンを三軒に行った。
東京駅構内ラーメンストリートの「花道庵」
札幌の「ラーメン木曜日」
初台の「味噌ラーメン一福」である。
味噌ラーメンが2軒なのは、書かねばならないからであった。
食べ終わって思うのは、この料理の中毒性である。
今こう書いていると、無性に食べたくなっている自分がいる。
でも食べないからね、Oさん。
最後の写真は、札幌の割烹「まつ久ら」でしめにいただいた、ギンポウ出汁ラーメン。