ハノイ報告VOL10バインミー

食べ歩き ,

ハノイ報告vol10
ごめんなさい。
長い間「バインミー」をバカにしていました。
どこがオリジナルだ、タダのサンドイッチじゃないか
しかもパン量が多いので、口の中の水分が吸い取られてしまうだろ。
サンドイッチのパンは薄いに限る。と。
本日朝食4軒目。
みんながバインミーを食べるというから渋々ついていった。
おおっ。店頭にはバインミー、パテ、ジャンボンの文字が。
フランス植民地化57年の、嬉しい落とし子だ。
店頭には2種のパテと8種類のハム類。
ジャンボン・ブラン、アスピック風、ベーコン、ボロナ風、パテドテット風、赤黒いブラッドソーセージ風と様々。
ギャランティンヌドボライユ、レバーパテ。
どれを挟むのが一番うまいのか聞けば、全部入りだという。
よし、俺たちゃ男だ全部入り人数分!

まずパンがいい。
表皮がパリッとしていながら、クラムがふんわりとして、いい意味でコシがない。
そう、ハム類を引き立てているのだ。
そしてレバーパテのうまいこと。
香りがよく、鉄分のうま味と滑らかさに満ちて、一流シャリュキュトリーの味だ。
さらに噛んでいくと、
豚耳のコリコリや、コラーゲンの歯応え、豚脂や肉の歯応えが口の中で交差して
ほおばる喜びが、体の中から湧き上がる。
楽しいぞ。
野菜無し。
肉だけてんこ盛りの、男前バインミー。
おすすめです。