ハイアットリージェンシー那覇 朝食

食べ歩き ,

ホテル朝食の掟
今まで国内外何軒のホテル朝食を食べてきただろうか?
おそらく3000以上である。
ほとんどがブッフェであるが、長らくコロナの影響で実施されなかったブッフェが、少しづつ戻ってきた。
ブッフェには、自分なりの掟がある。
一皿にサラダも和食も洋食も果物も盛り込んで、一気に食べておられる方をよく見かけるが、ぼくはあれがてきない。
何回もブッフェバーに行って、組み立てた料理を取り分けていく。
都合、どんな安いビジネスホテルでも、5回から10回ほど往復を重ねる。
その中でのルールは以下である。
1.基本姿勢として、和食と洋食両方食べる。タベアルキストとしては、全料理をチェックしなくてはいけないからでる(単に食い意地が張っているせいだという説もあり)。
2.まず一番最初に取るのは、サラダとフルーツ。フルーツは極小量。
3.ドレッシングが数種用意されている場合は、全種試す。葉物には、サラサラ系ドレッシングをかけて一旦混ぜ、トマトやキュウリ、ブロッコリーなど固形系のものは、比重の重いドレッシングの味が合いそうなものをそれぞれにかける。
3.ブレーンヨーグルトとジュース。ヨーグルトには、砂糖などは入れず、フルーツを入れて食べる。フレッシュジュースがない時は、無理して取らない。
4.タンパク質系に移行。洋食のハムソーセージ系や卵料理、温野菜などを取る。その際揚げ物やソーセージなど大きいものは切り取って小さくする。
5.味噌汁を一杯。洋食から和食へ移行する句読点。味噌汁は、かならず冷奴か湯豆腐が用意されているので、その豆腐をお椀に入れて、味噌汁を注ぎ、ネギを散らす。サラダコーナーの海藻サラダを具として転用するのもあり。
6.和食系惣菜や焼き魚を食べる。焼き魚風蒸し魚かどうかもチェックする。
7.ここでご飯が恋しくなるがグッと我慢する。
8.牛乳か豆乳をグラスに入れておく。この作業は、一番最初に済ませておく。
9.必ずオリジナルサンドイッチを作る。写真の日は、なんとサンドイッチが用意されていたので、オリジナルはオープンサンドにした。
ハム類にマスタード、あればマヨネーズ、なければマヨネーズに近いドレッシングを用意してパンに塗り、葉類、ハム、ピクルスなどを重ねていく。うまい。パンはトーストするのがおすすめである。
10.この際にコーヒをもらうか、自分で入れるが、8で放置して少しぬるくなった牛乳をコーヒーカップに入れてからコーヒーを注ぐ。グレードの高いホテルでは温めたミルクをもらう。
11.一旦水を飲んでリセット。
12.梅干し、お新香類などを食べ、お茶を飲んで、ご飯を食べる準備。
13.少量のご飯で納豆ご飯。この際味噌汁の脇に置かれているネギをを利用する。納豆は入れられたカップの中から味噌汁椀に移して、タレは使わず醤油をもらい、混ぜる。
14.各皿に盛る時は、色のバランスなどを常に考え、盛り過ぎない。サンドイッチを盛る時も、写真のように、少し緑を添えると食欲増進(という言い訳)。
15.カレーや麺類は、味見程度にひかえる。
16.常に朝食も、周囲の人と勝負をするつもりで臨む。
17.以上を実施しながら朝食の採点も怠らない。
18.セットメニューの場合の掟は後日。
しかしこうして食べていても時々完敗するのであった。
高級ななホテルのブッフェて、ブッフェを頼まず、コンチネンタルブレックファーストを食べている方、もしくはブッフェを頼みながらシリアルとサラダ、コーヒーだけを飲んで悠然と新聞を読んでいる紳士やご婦人に出会う時である。
彼らにとって、非日常な高級ホテルも日常であるから、決して日常は崩さない。
その毅然とした姿勢に気品があり、真似したいができないなあと思う次第である。
写真は、ハイアットリージェンシー那覇。
これで2000円はお値打ち。
ハイアットリージェンシー那覇
ご飯2 パン3 焼き魚2 ハムソーセージ類3 卵料理3 サラダ3 おかず類のバラエティ3 郷土食 おかず個性3 味噌汁1しょっぱい。特記3(サンドイッチ、チーズ、ベーコンがカリカリと厚切り、スクランブルエッグのトロトロ、各種スムージー スモークサーモン、豆腐チャンプルーとミミガー、沖縄そば) 総計26点
満点は30点