ドーナツはいつの間にか進化していた。
いやこれが進化なのかどうかはわからない。
1時間は並ぶことを耐えなくてはいけない、i’m donutのモチモチ感もいいし、hocus pocusのジェノワーズのような生地も、美味しい。
しかし僕は、昔ながらのドーナツが好きなんだということを、この店で教わった。
まず唇と舌に砂糖の粒が当たって、ゆっくりと噛むとふわりと歯ががめり込んで、3/19
ねっちりと弾む。
12回ほど噛むと、口から別れを告げるのだが、その間に油の香りや、生地の甘みが広がっていく。
写真ではわからないけど、小ぶりな大きさもいい。
有名店はみな大きくて、一つ食べる年代に飽きてくるのだが、これは食べ終わると、もう一つ食べたくなる。
そんなサイズが小憎らしい
渋谷「ホワイトグラスコーヒー」にて、