ドノスティアの燦々と輝く光の中で。

日記 ,

 

バスク語は響きが美しい。

ドノステイア。凛々しく、古の神秘をかみしめているような言葉だ。

地名の響きにロマンがある。

「ここに住みたいなあ」。同行のY氏がつぶやいた。

美しい街並みや海岸もさることながら、

昼からおっさんたちが、バルで酒を飲んでいるのだ。

昼の部はどこも60才以上のビール腹のおっさんたちが、幸せそうな笑顔で飲んでいる。

ビール、微発泡白ワインチャコリ、赤ワイン。

3~4人のグループで、楽しそうにしゃべっている。

平日である。

平日の午後の幸せである。

そんな中ベビーカーに乗った兄妹を見た

兄は僕を見ると微笑んで、妹にキスをした。

ドノスティアの燦々と輝く光の中で。