ねぎまの艶。 2025.05.27 食べ歩き , 東京 , 割烹 , 野菜 , 赤身魚 , 鍋なべなべ Tweet はあ。 思わず見惚れた。 こんなに美しい「ねぎま」は、初めてである。 箸をつけることをためらわせるほど、色っぽい。 口にすれば、はらりと身が剥がれ、上質な脂が甘い香りを揮発させ、その陰から肉体の酸味がそっと顔を出す。 そこへすかさず菊正の燗酒を合わせれば、酒の甘みと出会ったマグロは、うまみを膨らませる。 ああ、いい夜だ。 「江戸呑 芝浜」にて