この出会いを考え出した人は、天才だ。

ふくよかな餅皮の食感と対照的な苺のみずみずしさが、たまらない。

幕が上がった舞台に一人、美人女優が佇んでいたようなときめきがある。

冬のさなかに突然春が顔を出した、喜びがある。

「まめ」の苺大福には、甘味が強く、大きく　丸い、「あまおう」の２Ｌを使っているので、噛む度に水気が弾ける。

苺はもぎたてのような固さで、果肉がはちきれんばかりに果汁でみなぎっている。

苺に、爽やかな酸味があって、それが豆の風味が生きた優しいあんこと、共鳴している。

精妙に計算された均整美に、笑いが止まらない