朝からカツサンド。
「マンジェ」の坂本さんがおみやに持たせてくれた、カツサンドとコロッケで朝ごはんにした。
カツサンドは、別添のマスタードをたっぷり塗って頬張り、笑顔になる。
次にコロッケも挟んでみた。
芋の甘みが迫ってくるコロッケなので、ソースも何もいらない。
マスタードをちょっとだけアクセントにして頬張る。
パンの香りとコロッケの甘みが抱き合って、一体となる
「ああ、幸せだなあ」と、独り言をつぶやく。
次にまた悪いことを考えた。
カツサンドにコロッケを挟んだ、「カツコロサンド」である。
大口を開けて頬張る。
ふんわりと歯を受け止めるコロッケと、肉に歯をめり込ませるカツという二つが織りなすアンビバレントが恍惚を生む。
これはいけません。
食べるたびにお腹が空くサンドである。
良い子は真似しないように。