〜トリュフは続く〜

日記 ,

〜トリュフは続く〜
黒トリュフ一個が使い切れなかったので、卵かけご飯にすることにした。
トリュフに敬意を払い、まず白身と黄身に分け、刻んだトリュフと塩を白身に入れ、軽く泡立て、40秒チンをする。
炊きたてご飯に刻んだトリュフを混ぜ、醤油を2滴ほど垂らしよくよく混ぜたら、黄身だけを真ん中に落とし、これまたよくよく混ぜる。
トリュフ塩を少しふり、まず掻き込む。
ああ、こんなエロい卵かけご飯は食べたことがない。
さらにそこへトリュフの薄切りを乗せ、白身を周囲に配する。
また掻き込む。
香りが濃く、口で食べているのに、鼻の粘膜で食べているようにからみついてくる。
当然ながら、鼻息は荒くなり、心拍数は上がり、口からはヨダレを流し、官能がめまいを起こし、顔は笑ったままで、体が上気する。
食べ終わったが、吐く息がもはやトリュフであった。
そばにグルマンがいたら、直ちに接吻しようとするかもしれない。
それほど口を開けたらトリュフが香る。
この卵かけご飯、良い子は、絶対に真似してはいけない。