『江戸文化のいろはを辿る、原点回帰ツアー』

食べ歩き ,

最近はローカルガストロノミーが人気だが、その前に足元をもっと見知ることが大事ではないだろうか。
そんなことで、東京のガストロノミーツーリズム
東京の食の魅力発見の旅 『江戸文化のいろはを辿る、原点回帰ツアー』に、女優の田中律子さんと行ってきた。
江戸食文化や伝統文化を受け継ぐ、さまざまな店を巡り、店主の方のお話を聞くと同時に、僕自らもその来歴や経緯を語って、大いに楽しんだのである。
1軒目は、長いおつきあいになる 渋谷の『カツオ食堂』である。
カツオちゃんこと永松真依さんが、ある日突然鰹節の魅力にハマり、8年前、日本唯一の鰹節ご飯の店として開店させた店である。
西の昆布出汁文化に対し、江戸は鰹節出汁文化が発達した。
江戸庶民にとって鰹節出汁は、贅沢なれど欠かせない味として発展してきたのである
カツオのこと、鰹節のこと、削り器のこと、産地のことなど、“鰹節伝道師”カツオちゃんが熱く語る。
厳選したかつお節を目の前で削り、温かいご飯の上にふわりと乗せる。
もうその光景を見ただけで幸せがやってきます。
僕も彼女に会ってから、家でも同じ削り器を購入して、手削りをするようになりました。
続いては浅草橋の『茂上工芸』に向かった。
江戸指物工芸を受け継ぐ職人の親方に、”マイ箸”づくりを学ぶという贅沢な時間です。
2本の箸は、飛鳥時代に中国より渡来したものですが、日本で独自に発展した食事道具です。
釘やネジを使わずに、精密な「ほぞ組み」で箪笥などを組み立てる「江戸指物」と箸は少し違いますが、削りの名人ならではの、細かい技を見せてくれました。
これからはこの食べやすいマイ箸を、どこにでも持ち歩くぞ。
続いて、神田の『室町砂場』へ向かいました。
大阪に歴史を発し、東京へ移転して明治2年に創業した、東京を代表する老舗蕎麦屋です。
ここではもりそばを頼んで、江戸っ子流食べ方を田中さんに伝授したり、江戸ならではの種そば「花巻そば」をいただきながら、江戸の歴史を学びました。
最後は1782年創業の佃煮店『新橋玉木屋』です。
佃煮は、徳川家康が、大阪佃村の漁師たちを江戸に呼び寄せて漁業権を与えて住まわせてことから始まった食文化です。
こちらでは、佃煮を使ったおにぎり作りを体験しました。
英語、フランス語でのワークショップをやり、インバウンドの方も大勢きているとのことです。
おにぎりとおむすびの違いや、結び方を丁寧に説明いただき、ふわりとしたおにぎりを結ぶことができました。
まだ東京には、江戸の歴史や食文化が多く残っている。
なにしろ江戸は265年間平和に存続し、世界一の人口を擁し、上下水道も完備していた最先端都市だったのです。
東京で体験する、さまざまな江戸文化をあなたも体験してみませんか?
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