昨日の北大路「たつ㐂」で、ビールのあてに男性が頼んだ冷奴と、別の男性が嬉しそうに食べていたコロッケのことが、頭から離れない。
朝起きたら、これは何がなんでも冷奴とコロッケにビールだなと、朝酒を決めることにした。
向かうは「みやこ食堂」である。
こちらも家族経営、おっちゃんとおばちゃん二人で、80種類ほどの料理を作っている。
京都の食堂は素晴らしい。
大抵、1)80種類以上の品書き。2)中華そばとうどん類の豊富なメニュー 3)丼ものと定食の充実 4)家族経営 5)500円もあれば目的成就できる安さ 6)どれを食べても間違いない安定感 というのが約束されている。
日常レベル、大衆食レベル飲食店水準の高さは、文化度の高さだな。
さて朝酒である。
瓶ビールを頼み(大抵どこも生ビールなどは置いてないところもいい)冷奴とコロッケを頼む。
20秒で運ばれてきた奴には、醤油を少し、数分で運ばれしコロッケの中央に一本、ソースの川を作り、静々とビールを飲む。
時間は朝9時、客は僕一人である。
ここで締めに行こうかと思ったが、だし巻きを追加した。
この無骨な感じがいい。
友達のお母ちゃんが作りましたという風態がいい。
付け合わせの白スパには、ソースちょいがけしてしまおう。
まずはそのまま食べ、ビールのために醤油を数滴垂らす。
ああ中瓶一本で、すっかり幸せになりやした。
いよいよ締めですね。
ここは中華そばといきましょう。
ほうらここも、醤油味がこっくりときいた中華そば。
京都が薄味なんて幻想よ。
油脂の強い京都ラーメンが主流なんてえのも、幻想よ。
もやしをどければ、しっかりと煮しめられた煮豚が現れた。
ああしまった。
ビールを少し残しておけば、これで一杯いけたのにな。