東京とんかつ会議197 三軒茶屋「生産者組合 とんかつ幻水豚」 「ふつうのとんかつ定食 3種(ロース、赤身、バラ肉)」1800円

とんかつ会議 ,

東京とんかつ会議197 三軒茶屋「生産者組合 とんかつ幻水豚」 「ふつうのとんかつ定食 3種(ロース、赤身、バラ肉)」1800円
【肉2衣2 油3キャベツ3ソース3ご飯3味噌汁3お新香2特記なし。21点】

店に入ると、新しい店らしい清々しさの中でぷーんと、甘いラードの香りが漂ってきた。その魅力的な香り漂う店内では、若い方たちがきびきびとは働かれている。食べる前から気分が良くなる店である。
とんかつ定食に「ふつう」とつくのは、「日々何気なく口にする食を安全・健全なものに」という指標を掲げた生産者とそれをサポートするグループがはじめたとんかつ屋で、昔のふつう、人間にとってのふつうを目指しているのだという。
頼んだのは赤身(内腿肉)とロース、豚バラ肉の3種がセットになったセットである。
中粗の衣の色は白い。おそらく糖分を抑えたパン粉を、低温から温度を上げて揚げているのだろう。
衣は、やや油切れの悪さはあるが、ラードの甘い香りを立てながらサクサクと音を立てる。また、きちんと肉汁が落ち着いてから切っているのだろう。網の接地面の衣も、一切湿気っていない。
3種の肉の中で、もっとも良かったのは、店のおすすめでもある赤身だった。その次がロース、バラとなる。つまり脂の香りが淡い。肉自体の味は綺麗で澄んでいるが、淡い。
そして加熱をもう一歩踏み込んだ方が、より豚肉の旨味を引き出せると考える。。
それゆえ、そのままでは少し物足りなく、肉面に塩を振ってしばらくたってから食べると、肉が生きると感じた。またソースは品がある味にまとめられているが、ソースが勝ってしまう嫌いがあるので、店がお勧めする、醤油に辛子を溶いて漬ける「辛子しょース」で食べるのがいい。
脇役陣は充実している。なにより素晴らしいのは、土窯で炊いたご飯で、甘く、実に香り高い。なめこの味噌汁、キャベツ、白菜と人参の浅漬けも申し分ない。
リブロース、しきんぼ、ランプ、いちぼ、内腿など希少部位も、1500円で注文でき、イチボをいただいたが、断面が一面ロゼ色で美しく、しっとりとした肉質であった。

 

河田

肉3、衣2、油3、キャベツ3、ソース3、御飯3、お新香2、味噌汁3、特記 なし 計23点

山本

【肉3衣2油2キャベツ2ソース2ご飯3味噌汁3お新香3特記なし合計20点】