カシミール日和

食べ歩き ,

カシミール日和という日がある。
ある日突然どうしたことか「カシミール」が食べたくなって、いてもたってもいられなくなるのである。
特に今週のように暑さがぶり返すとそうなる。
しかもこの気分は、毎日続くことがあるので厄介である。
写真は、「新川デリー」のフライドエッグカシミール。
愛しのカシミールを最初に食べたのは、大学一年生のころ、彼女といった湯島本店だった。
見栄を張って一番辛いカシミール頼んだものの、一口で火炎地獄に落ちた
心配そうに顔を覗く彼女に向かって
「れんれん、へいき。食べられる」と、体中の毛穴から水分を放出しながら完食したが、
店を出てしばらく歩いて、失神した。
その後悔しくて、何度も挑戦をする。
辛く辛く、翌日も下のほうがつらい毎日だった。
友人に「なんでそんなバカなことするのか」といわれても「そこにカシミールがあるから」と、挑み続け、10回目くらいで、征服をしたのである。
辛味の奥にあるうまみを感じ取れるようになった。
しkしそれと同時に、カシミールは麻薬化するのであった。
新入社員時代に毎日のようにニッポン放送に仕事で通っていた関係で、週に3〜4回はデリー銀座店に言っていた。
そのため、銀座店では、オールドのボトルをキープしていた。
ああダメだ、こんなこと書いていたら、また無性に食べたくなってきた。
今日に至っても、まだ病癖は治らない。