<まつや全メニューチャレンジ道半ば>
足繁く通っていると、遊びたくなる。
今日は、「そばとろ」の台抜きをお願いした。
「わさびいも」とはどう違うかと思う人もあろう。
「わさびいも」じゃ。とろろ芋にわさびが添えてあって、自分で醤油をかけて食べる。
一方、「そばとろ」の台抜きは、とろろ芋に蕎麦つゆが混ぜられている。
つまり後者の方が味が濃く、酒に合うのである。
今日はここに「わさびかまぼこ」を頼んだ。
いつも通り、わさびを乗せて醤油をつけて一枚食べたあと、同じようにしてとろろ芋に入れた。
しかるのち、かまぼこととろろ芋を、一緒に食べてみたのである。
ああ、これはいい。
両極端な食感が、口の中で交差する。
いなせなかまぼこと、身を持ち崩した芋が出会う。
「もっと、だらけてもいいんだよ」と、芋がかまぼこを誘っている風情があって、酒が進む。
最後は丼に少し残ったとろろに冷酒を注いで飲んでみた。
これまた乙ですな。
麺は、お初の「手延べひやむぎ」と、いってみた。
漆黒の大鉢に、白い銀河が流れ、玉子豆腐の黄色、椎茸飴煮の焦茶、紅葉麩の橙と黄色、大葉の緑が色を添える。
深山で涼んでいるかのような風景である。
ひやむぎはコシが強く、つるると滑らかに唇を過ぎたあと、葉の間でしたたかに弾む。
面白いのは溶き辛子で、これを蕎麦つゆに混ぜると、七味やわさびとは違う締まりが出て、より清涼感が増す。
あと今日は、「すだちかけそば」の温かいのもいただいた。
あと全メニュー制覇まで7種類。
神田「まつや」にて











