土日より毎晩ライブ、打ち上げ三時、朝仕事のタフマン期間が始まった。さあ年末までいくぞぉ。

そんな中、しっかりお食事。心斎橋でカレーのはしご。

そごうの地下、フレンチの名店「ベカス」が出したカレースタンドで、キュリールージュをいただく。イカ墨を使ったキュリーノワール(黒カレー)に対して、イカのワタを使った赤カレー。

ソースにイカワタの風味がほんのり滲んでいて、カレー香との相性がとてもいい。こんにゃくの角切りという具の食感がなんともいかしていた。

次に向かったは、名にしおう「吉兆」。かれい御膳西京風味2100円をいただいた。
ひょうたん型四重の器には、胡麻豆腐、温泉卵、お新香、胡麻ご飯。かたわらのカレーは、西京の味わいだろうか、辛みは控えめで、優しい甘みに支配されたカレーである。

牛肉の質もよく、ごぼう、レンコン、赤ピーマン、栗、松の実、白いんげん、ナス、シメジ、ブロッコリー、かぼちゃ、サツマイモなどが的確に火入れがしてあり、それぞれの味わいが生きる丁寧な仕事が光っている。

二つとも上出来ながら麻薬性は無い。それゆえ僕は、心斎橋では「ルーデリー」に走っちゃうかなぁ。