上海蟹の魅力は、雌のミソと雄の白子にある。
蟹肉は少なく、松葉蟹や毛蟹のあまみに慣れ親しんだ我々の舌には、淡い。
しかしこの料理は、その蟹肉の希薄な甘みを尊んでいた。
ミソも入ってはいるが、主役は身である。
そのひそやかな甘みか、穏やかな豆腐の甘みと出会って、互いに微笑み合っている。
そんな幸せな時間か、ここには漂っていた。
食べる我々も、ほのかな甘み同士の蜜月に、ほだされるのだ。
上海蟹の魅力は、雌のミソと雄の白子にある。
蟹肉は少なく、松葉蟹や毛蟹のあまみに慣れ親しんだ我々の舌には、淡い。
しかしこの料理は、その蟹肉の希薄な甘みを尊んでいた。
ミソも入ってはいるが、主役は身である。
そのひそやかな甘みか、穏やかな豆腐の甘みと出会って、互いに微笑み合っている。
そんな幸せな時間か、ここには漂っていた。
食べる我々も、ほのかな甘み同士の蜜月に、ほだされるのだ。
やがて、料理は無くなってしまうが、体に残されるは、春の陽だまりのような安寧であった。
やがて、料理は無くなってしまうが、体に残されるは、春の陽だまりのような安寧であった。
六本木「KOBAYASHI」にて
カニほぐし身一杯分 袋に入れて麺棒で身をすり潰しておくと味が出やすいです。 長ネギみじん切り二分の1本分 長ネギみじん切りを葱油で炒めカニ身を入れ香りが出たらオイスターソース小匙三分の一。 スープを200cc。 紹興酒 小匙1 塩 ふたつまみ 砂糖 ひとつまみ オイスターソース 2、3滴 トーフを入れてしばらく馴染ませトロミをつけます。