家では食事するのですか?

食べ歩き ,

年間700外食をしていると人に告げると、必ず三つのどれかを聞かれる。
1) 病気は大丈夫ですか?
2) 家では食事するのですか?
3) 好きな食べ物や料理ジャンルはなんですか?  である。
1は、不思議なことに何も引っかからない。
ただ一つだけ気になるのは、年々お腹がどんどん成長する膨腹病だけである。(そんな病はありませぬ)
「ファーストフードやチェーン店、コンビニ食はこなさず、生産者の気が入った食材と、食品小売業の皆さんの気の入った食材、料理人の気が入った料理を毎日いただいているので、大丈夫なのでしょう」と、言ってみたりはするが、これは親に感謝しかない。
2は飛ばして、3の答えは、「特にはありません、なぜならありとあらゆるものが好物だからです」と、カッコつけて答えるが、実は好物がある。
さて2の答えである。
家で食事はする。
地方取材時で1日七軒ほどこなす日があるので、700食に達するのである。
おとといの夜一食、昨日は昼夜と料理を作った。
おとといは、青椒肉絲と、焼き筍、菜の花おひたし。
昨日は、昼は来客があり、タコのカルパッチョ、生ハムと菜の花の焦がし炒め、オリーブオイル風味の焼き筍という前菜を作り、生ハムとレモンの筍入りトマトクリームマッケローニを作った。
夜は、昼茹でたマッケローニが余っていたので、きゅうりと新玉ねぎ入り、マヨネーズのマッケローニサラダ、米粉とコンスターチでからりと揚げた、揚げた筍のバター風味と作り、メインはなんちゃって油鶏老を作った。
揚げ筍は、一旦鰹出汁で煮含めた筍を揚げ、塩せずにカレー粉を添えた。
彼は大至急ビールである。
なんちゃって油鶏老は、醤油、紹興酒、八角、シナモンスティック、ネギ、ニンニク、玉ねぎ、生姜による煮汁で、鳥もも肉、手羽先、手羽中を煮込むだけの料理である。
皿に盛って、白髪葱とキュウリの細切り、香菜を添える。
こいつは大至急白いご飯である。
ちなみに筍料理が多いのは、我が家にいつもこの時期ニョキニョキ生えてくるからである