天竜「竹染」 ラスト猟師。 2014.12.14 食べ歩き , 和食 , 静岡 , 割烹 , ジビエ Tweet 店主片桐邦雄さんは、料理人であり、猟師である。 罠にこだわる猟師である。 毎朝、罠を見回り、かかった獲物を生きたままジムニーに載せて運び、解体する。 血が筋肉に入り込まない肉は、きれいでさらりとし、いくらでも食べられる。 レバーは、焼いてもシコシコとして、血の味が濃い。胃袋は命の気配があって、強烈な弾力が、噛み切ることを拒絶する。 噛むごとに命が焚き付けられていく。 そこで焼酎をガバガバ飲むのだが、まったく酔わない。 どうやら猪の精気が、アルコールを腰抜けにさせてしまっている。