人気ブーランジェリー「VIRON」の食パン専門店として去年開店。
その正当な食パンの幸せを味わい人々で、連日長蛇の列ができる人気店。店はパン屋とレストランに分かれている。
「とんかつサンド」は1800円。
パンは、小麦の甘さが控えめで、さっくり、もっちりとした、北米産小麦の「プルマン」(角形食パン)のトースト。
豚ロース肉をカリッと揚げ、ソースにをかけてキャベツとともにはさんである。
肉は厚くはないが、きめ細かく噛む喜びがあり、肉自体の甘さが十分に感じられ、脂もすうっと溶けていく。
ソースはたっぷりかけられるが、香りが華やかでしつこくなく、実にバランスがいい。
パンとカツその両方の質の高さが見事になじんだカツサンドである。キュウリのピクルスつき。
パンの耳がついてくるので、これをさらに垂れたソースに漬けてもおいしい。
また「ビーフカツサンド」は6千円。
国産牛のヒレを分厚く切ってカツにし、牛の出汁と蜂蜜やバルサミコを混ぜたソースをかける。
牛肉の圧倒的な肉汁攻めに、あいた口がふさがらないほどの、幸せが押し寄せる。