今年初めて訪れて、心震えた3軒の料理店。
〜命の脆弱さと凛々しさを含んだ、無常の味わい〜
鹿児島市「山映」
・鯛の潮汁、ゴーヤの炒め、雑炊ほか
「8年たってなかなかうまくいかず、挫折しかけた時、色々考えるのは
よそう。過去の失敗も成功も、鯛の質も季節も考えず、ただただアク
をひくことと火加減だけに集中しよう。そう思い始めてからうまくい
くようになりました。結局10年もかかりました」。
ご主人 新村健治さん
〜ウチナーンチュの豊かな愛と品を今夜も伝える〜
沖縄北中城「心花」
・いなむるち、クーブイリチー、ジーマミー豆腐、苦菜の白和えほか
「昔の味はこうだったと思うんです。いつから濃くなったんでしょうね」。
ご主人 花咲和子さん
〜その日収穫したものだけ、2時間前に採った野菜で料理を作る。いわきを活かす〜
いわき「Hagi」
「皿から自分の個性を消したら、野菜の香りがしたんです」。
萩春朋シェフ