デリーでは様々なことに驚かされた。
食べ物でも驚きが幾多もあった。
なかでもバターチキンである。
バターチキンの元祖だという「ラージマハル」に出かけると、それは日本で食べるのと全く違ったものであった。
日本で食べるそれは、薄茶色をしていて甘めの味付けである。
しかし本場は赤色なのであった。
それはバターの入ったトマトスープ味であり、日本のように重ったるくない。
聞くところによると、日本のインド料理店はネパール人が働いてことが多く、よく知らないで作るためあの味となり定着したのだという。
しかし「マロロガバワン」であは、本場と同じであった。
写真を見て欲しい。
赤くトマト色しているではないか。
食べればまさしく本場の味と同じで嬉しくなった。
帰り際に「バターチキンカレーが他とは違い、デリーで食べたものと同じで美味しかったです」と日本人のオーナーシェフに告げると
「ありがとうございます。他のはみんな甘ったるいですからね」と、嬉しそうに笑われた。
新井薬師「マロロガバワン」の料理は別コラムを参照してください