素朴な野菜料理をうまく作る人、 メニューに乗せる料理人は 間違いなく腕が確かだ。
野菜のマリネ。
マリネ液の酸味がきいて、
甘みがそっと底支えして、
ため息が出るほどおいしい。
液の中で静かに眠っていたレンコンや人参やらが
肩の力を抜いた、優しい表情を見せている。
これを食べておぬしやるなと思ったわけだ。
ビストロ定番キャロットラペや
白レバーのムース
ポテトサラダも
丁寧かつ精妙に味が着地して
心のうちからうれしくなる。
こうなったら食べるぞ飲むぞで、
ムール貝のワイン蒸しや
トリッパの煮込み
ウサギのブランケットで
ワインをがぶ飲み。
最後の黒こしょうチーズケーキがいけません。
またワインが進み
3人で3本。
ケッコウいいワインも飲んだのだが
これで一人6000円。
安いぞうまいぞ。
高田のバル。 VIVIO
こんな店ができたのも
東京の外食産業が成熟した証。