無事 是貴人。

日記 ,

無事 是貴人。
今月辻留にお邪魔した時、裏千家家元が若い頃書かれた書が掲げられていた。
コロナ禍で、自分にとっての貴い人の無事を祈るという思いである。
書を見ながら、頭の中に様々な貴い人の顔が浮かんだ。
昨夜は歴史家の加来耕三さんから、コロナ後の世界のことを聞かされた。
彼は、まだコロナのコの字もない一昨年に、過去の歴史を見て、年周りから、、2020年は最悪のことが起きると言い続けいた人である。
彼によれば、来年はもっと最悪な年になるという。
コロナが仮に収束したとしても、コロナ前には戻らない。
なんとか乗り切ればなどと思っている企業は、ことごとく潰れてしまう。
新たな展開や事業形態を考えていない事業者しか生き残れない。
そのキーワードどは、心を豊かにするということだという。
我々人類は、進歩し続けるものと信じていたが、その考えはコロナ禍で正されるだろう。
今までは、例え不測の事態が生じても、経済成長によって相殺されると考えてきたのではなかろうか?
経済成長という旗印のもとに、人類が破壊してきたものを恥じ、生物が生きていくために果たす責任にとは何かと目覚め、行動する必要があるんじゃないの? と、コロナは教えてくれた。
コロナ前には戻らない。
この言葉を噛み締めながら、心の豊かさを求める旅に出なくてはいけない