この日はパンにやられた

日記 ,

この日はパンにやられた。
イタリア料理では、ブルスケッタなど、最初にパンを使った料理が出ることが多い。
この日の一皿目もパンだった。
しかし、僕がダイエットに向かっていることを知っていて、奥野シェフは奥の手を使ったのである(ダジャレじゃないよ)。
低糖質のパンである。
植物繊維が通常の三倍多く、通常なら50ミクロンに挽くところをさらに細かく、30ミクロンに挽いた全粒粉を使って、大豆の粉やコーンミールも加え、100g中糖質15gながらタンパク質が豊富なパン種を作り、焼いたのである。
今まで低糖質のパンを食べてきたが、正直にいうと、これなら無理してパンを食べなくてもいいんじゃないのと思うパンであった。
しかしこれなら積極的に食べたい。
ほぼ毎日これでもいい。
そんな生地のパンなのに、見事に膨らんでいる。
噛めばムチっと、パンが歯を押し返す。
複雑な香ばしさがあって、低糖質なのに、噛んでいくと甘みがにじみ出る。
上には、岐阜「泉や」の白熟クリームとフォンティーナチーズを使ったフォンドゥータソースがかかる。
発酵×3。
さあ僕の腸は、健やかに動き出すだろう。

「ブリアンツァ」にて。
他の料理とパンは、後ほど