〜至高のアマトリチャーナ〜
最高質のグアンチャーレを使った、アマトリチャーナ。
おおっ。脂がサクッ、ギシギシと音を立てるかのように肉に歯が入っていく。肉の練れた脂にまみれた玉ねぎが甘く溶けていく。
脂のダレが一切なく、肉の濃密な、凛々しいうま味が、体を鼓舞する。
もっと食え食えと扇動しながら、お前は俺のたくましさを飲み込める男かい? と聞いてくる。
20世紀、ローマにてアマトリーチェ出身の人たちが営んだ、食堂の熱気が伝わってくる。
最高質のグアンチャーレを使った、カルボナーラ
卵の黄身と豚頰肉が激しく情を交わす。
グアンチャーレの勇壮な味わいに、黄身が勢いづけられて深いコクを広げ、舌を煽ってくる。
通常のカルボナーラが、炭火焼小屋のある山中だとしたら、より奥深く、人跡未踏の山の中に入ったかのような神秘と野生を感じる
六本木「ラ・ブリアンツァ」にて。
肉食先進国イタリアの圧倒的な肉加工食品に打ちのめされた、全料理はこちらから。
〜至高のアマトリチャーナ〜
食べ歩き ,