湯布院「enowa」にて。

雲海と温泉とプール。

食べ歩き , 日記 ,

目覚めると、雲海が広がっていた。

その中を、湯煙が一筋、二筋と、登っていく。

やがて雲海は、空へと帰っていき、湯煙と同化して、辺りを白一色に染めていった。

見渡す限りでは、ひとっ子一人いないが、白き絨毯の下からは、車や人銀の音が漏れてくる。

鳥は、それをあざけるように、空高く鳴いていた。