長崎には「雲龍亭」と「宝雲亭」という餃子の店がある。
「雲龍亭」が創業60年、「宝雲亭」創業54年。ともに小さい餃子で人々を惹きつけ続けて、市内に何店舗かある。
どうやら親戚筋らしいのだが、真相はわからない。
博多にも「宝雲亭」があり、こちらは創業60年。三軒のメニューは、ほぼ同じで「雲龍亭」と「宝雲亭」が同時多発したのか、長崎「宝雲亭」が「雲龍亭」からの流れなのかは、調べたがわからなかった。
どなたか知っている人がいたら教えて欲しい。
さてどちらがおいしいかという問題だが、これは長崎市民でも意見の分かれるところで、ハシゴして食べ比べてみた。
「雲龍亭」の餃子(10個400円)は、頼むとすぐ登場する。
小さくカリカリとして、いくらでも食べることの可能な焼餃子である。
アンは野菜感が強く、あっさりとしている点も、するする入ってしまう要素である。
「宝雲亭」の餃子(10個380円)は、作り置き冷凍されている「雲龍亭」とは違い、営業時間中は常に皮から作り続けている。
そのため、薄く小さいながら、皮にかすかなモチっとした存在感がある。
アンは、肉感が強く、皮とのバランスがいい。サイズも「雲龍亭」の1.5倍ほどある。
餃子好きなら悩むところだろう。通なら、そりゃあ作りたての皮の方がうまいよということになろうが、「雲龍亭」の存在感が弱い点も、いじらしい。
つまりハシゴするしかないのである。
ちなみに名物ニラトジ(「雲龍亭」300円「宝雲亭」380円)も食べ比べてみた。うむこちらの方は、玉子の閉じ方に妙がある「宝雲亭」だな。
長崎美食怒涛の報告シリーズVol3
ちなみに写真は店舗写真以外は、「雲龍亭」→「宝雲亭」の順
店舗写真味があるので(自画自賛)見てね!