<駅弁勝負 第91番> 銀座「久兵衛」の「ばらちらし」

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駅弁勝負
今日は銀座「久兵衛」の「ばらちらし」1880円と奮発した。
これで「祭」で売っている弁当は、ほぼ食べたことになる。
しかし魔が刺した。
レジに置いてあるゆで卵を見て、つい買ってしまったのである。
これはミスといえよう。
ゆで卵は、味の余韻が暴力的なので、寿司の前でも後でも食べてしまうと、寿司が台無しになってしまう。
そのため普段は飲まない特茶を買い、事前にゆで卵を食べ、特茶でリンスして、なかったことにした。
さて相手は推定70歳の男性である。
袋から出したのは鰻弁当。2000円近くする強敵、奇しくも豪華弁当対決となった。
しかし彼は上野駅で、弁当を紐解いている。
早い。
せめて上野を過ぎ、地上に出てから、開けようよ。
しかも、八分くらいで食べ終えてしまった。
早い。
せめて十分はかけようよ。
さて、「ばらちらし」はどうか。
散らされているのは、海苔、錦糸玉子、小肌、穴子、海老、いくら、あわび(床節に近い)である。
コハダと穴子は、細く細く切られて味が確認しづらいのて、二、三切れ合わせて食べると良い。
酢飯は甘めである。
普段ならホームでお酒を買い、上の具で酒を飲んでから、酢飯で締められたのなあ。
残念。でも早食い鰻弁当おじさんには、勝てたと思うので、よしとしよう。