しらすソフトクリームである。
誰が考えたのか?
白に白。いけるんじゃない?
しらすソフト。語呂がいいんじゃない?
しらすがソフトの山を登っていくようで、可愛らしい。
様々な意見が出たのかもしれない。社長の一声で決まったのかもしれない。
だがここに、しらすソフトは存在する。
こういうものを見つけると、頼まなくてはいられない、自分がいる。
合うわけはないだろうと想像するのだが、M体質なので、まずかったらそれはそれで価値があると思う、自分がいる。
それでは、パクリ。
はは。デザートを食べているのだが、ご飯が欲しくなる。
ソフトの甘みにしらすの塩気が出会うと、安いチーズの風情漂う。
大抵のものは、ソフトにまみれ抱かれてしまうが、しらすは気を許さない。
甘さに堕落することなく、独立している。
しらすはしらすというプライドに満ちている。