政治家が国会で「物価高騰」という言葉を使うたびに、ウソっぽく感じるの僕だけだろうか。
なぜウソっぽく感じるのか?
それは体験が感じられないからである。
「お前は物価高騰に苦しんでいないだろう」という無意識が芽生えるからである。
かくいう私も、苦しんでいるかというと、そうでもない。
もう高いから外食は控えるということもない。
かなり苦しくはなっているけどね。
だが物価高騰をひしひしと感じるのは、駅弁である。
ご存知の通り私は、移動するたびに弁当を購入し、隣の人と駅弁勝負をしなければんらない人生を背負っている。
余裕のある時は、2個違う駅弁を大人買いすることもあるので、つらい。
有名駅弁の値段推移を見てみよう。
崎陽軒「シウウマイ弁当」
• 2010年頃:750円
• 2014年頃:800円
• 2018年頃:860円
• 2022年9月:900円
• 2023年6月頃:950円
• 2025年2月:1,070円
• 2026年2月:1,180円
12年で1.475倍
おぎのやの「峠の釜めし」
• 1997年: 900円
• 2012年: 1,000円
• 2019年: 1,100円
• 2022年4月: 1,200円
• 2023年7月: 1,300円
• 2024年10月: 1,400円
12年で1.4倍
駅弁大会の常連 森駅の「イカめし」
• 1983年: 400円
• 2013年: 580円
• 2014年: 650円
• 2017年: 780円(8月20日〜)
• 2026年: 1,450円(1月時点)
13年で2.5倍
という具合である。
決して弁当会社が不当に値上げしているわけではない。
この値上げは、生産者や流通業者に還元されているわけでもないだろう
我々の収入が比較して、1.4倍から2倍に上がっているわけでもない。
平均賃金は1997年の470万円をピークに10%ダウンし、2016年となって500万円に初めてアップしたものの、実質は0.9%しか上がっていない。
先日僕がおぎのやの良心と長ら呼んでいた「玄米弁当」を購入した。
2010年には500円だった質素な弁当である
「これ赤字でしょ」と、おぎのやの社長に話したら困った顔をされたことを覚えている。
だが久しぶりに購入したら1100円だった。
これからも応援はする。
この弁当を愛していく。
だが、物価高を、痛烈に感じた瞬間だった。







