ファミリーダイニング小玉屋

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ファミリーダイニング小玉屋
浦佐駅周辺で、どんな夕食にであえるか。
泊まったホテルは、安いビジネスホテルながら、一階が居酒屋、最上階がバー、地階が、フィリピンパブという充実ぶりだが、やはり外に出ようと、食べログにて皆で検索する。
だが。
「何を食べてもうまいが、一番美味しいのはピザ」と、口コミがある居酒屋。
メガ盛りが自慢の定食屋。
「駅前にあるのに、お客は近くのファミレスに流れている」と書かれたイタリアン。
ラーメンとホルモンが共存している、町中華。
これは難問である。
結局一番無難だろうと、駅前の「ファミリーダイニング小玉屋」にした。
ご当地ファミレスは、メニューのバリエーションが半端ない、イタリアン、中華、洋食、和食、麺料理となんでもござれ、つまみには、椎茸刺身なる面白いネタもある。
数少ないつまみを頼んで飲んでいたのだが、ふと一押しメニューに目が止まった。
「魚沼の郷 恵みチラシ丼」である。
魚介や野菜など、地のものが8種類ほどが乗った丼である。
ふと思った。
この上のネタだけもらえないかなと。
そこでウエイトレスに頼んでみた。
「この丼の上だけ皿に盛りあわせてもらえませんか?」
「はい。いいですよ」。なんと即答ではないか。ファミレスなのに即答である。
「下のご飯はどうしますか?」
「おにぎりにしていただけませんか?」
「酢飯なんで、白米でできるか聞いてみましょう」
この小島さんという定員、出来る。
無茶振りをしても、逡巡することなく、要望に積極的に応えようとする。
こうして綺麗に並べられたネタと、塩おにぎりが人数分! 4個運ばれた。
おそるべし、「ファミリーダイニング小玉屋」。
最後に、小島さんに感謝の意を伝えると、彼女は言った。
「喜んでいただけて何よりです。ありがとうございました」。
「失礼ながら、小島さんはここに何年お勤めですか?」
「私、ここに嫁いで来た嫁なんです」。
ファミリーダイニングは、お客向けの言葉であるが、家族経営の意味も含まれているのであった。
そんなわけで、小島さんともやぁ!