シソのスパゲッティ。キャンティの名品である。
「イタリア料理を目指して、シソなんて邪道だよと数十年見向きもしなかったけど、最近シソっておいしいなって思うようになって」。
その方から教わって作ってみた。
今までは作ると、どうもシソがダマになってしまう。
「シソは乾燥させておくこと。にんにくはしその邪魔にならないよう、ゴク微塵にすること。バターとオリーブオイルは半々。スパゲッティの味を決めておいて火を止め、パセリ微塵入れ、最後にシソを入れること。鍋を煽って混ぜること」。
「そして一番大事なことは、最初は繊維と平行に、次は横に、シソが切られてないと思うくらい、素早く綺麗に切ること。切ったときにシソの香りがが立ったり、まな板が緑になったらダメです」。
その方が作ったシソのスパゲッティやキャンティのそれには、到底到達しなかったもののの、我が人生の中では最高傑作。