ビストロジョンジ

キンパに目覚る。

食べ歩き ,

今までキンパに、どうも馴染めなかった。
日本の太巻きと比較してしまう保守的な自分がいて、これなら太巻き食べた方がいいやと、思ってしまう。
ひいては、「どこが美味しいのだろう?」とまで思ってしまう。
だからそんな数は食べていない
今朝「ビストロジョンジ」@東大前のキンパを朝食で食べた。
一気に目の前が晴れ渡る。
「キンパとは、太巻きとは似て非なる食文化なのだ」と。
特別栽培のゆめごこちを8分づきし、雑穀を混ぜたご飯に、ゴボウのジョリム、人参のナムル、キュウリ、サンチュ、エゴマの葉、有機高菜のキムチ、薄焼き卵、ブリスケの甘辛煮を合わせ、韓国の海苔で巻き込んである。
きゅうり側から食べる。
サンチュやキュウリの爽やかさがきて、エゴマが香り、人参の味わいがきて、卵の優しい甘みが影にあり、ごぼうが香り、キムチの辛いアクセントが現れ、最後に牛肉の濃い味が追いかける。
それを雑穀のたくましさが受け止める。
太巻きとは遠く離れた民族の味に、しみじみと惚れた。
これが真のキンパなのかと。
これは軽く二切れなので、朝食炭水化物コースの締めとして鮭茶漬けをたべる。
昨日いただいた美味しい塩鮭を焼き、皮は外して、入念に裏表をパリリと焼く。
煎茶に焼いた骨を入れておく。
熱々ご飯に鮭と皮と、ゴマを振りかけ、煎茶をかけて、あとは脇目も振らずにザッブザブ。