京都「末廣」 贅沢より大切なもの。 <京都の平生6> 2015.01.21 食べ歩き , 和食 , 京都 , すし Tweet 食べるたびに思う。 やはり冬は、京都「末廣」の蒸しずしだと。 刻んだ穴子とキクラゲと海苔を混ぜたご飯の上に、錦糸卵が敷き詰められて、椎茸、芝えび、グリンピース、おぼろ、麩がのる。 熱々のご飯をかき込めば、温められた酢の甘さが舌を上顎を喉を撫でて、心が緩む。 現代の贅沢とは、ほど遠いかもしれない。 でも、ほのかな幸せをかみしめる喜びは、贅沢より大切だと教えてくれる。