日本美食の旅
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なぜ僕らはこういう料理を大切にしなくなったのだろう。
食べ歩きなぜ僕らはこういう料理を大切にしなくなったのだろう。 高級食材や珍味を喜び、インスタ映えに走り、ご馳走を食べたことを自慢するようになったのだろう。 舞い……
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タコの桜煮
食べ歩き寿司屋のつまみに、タコの桜煮が登場することが多い。 どこでもおいしいものだが、中でもこれは上質だなあと感じるものに出くわすことがある。 この料理は、タコ……
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シャキシャキシャキ。
食べ歩きシャキシャキシャキ。 ネギが叫び、エキスが弾け飛ぶ。 シャキシャキニュルリ、 ネギの甘いオネバが手を伸ばす。 シャキシャキとろん。 ネギのとろんと……
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白トリュフ
食べ歩き白トリュフというものは、人を陶酔させる官能的なエッセンスがあるが、同時に扇情的な要素もある。 隠微な香りを揺らめかせて、感情を焦らすような気分もあれば、脳幹を……
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もし近所にあれば、毎週通う
食べ歩きもし近所にあれば、毎週通うに違いない。 七尾の「幸寿司」である。 地の魚握りが3500円。 酢飯はふわりと握られ、どの寿司もさ醤油をつけないよう、味が乗せ……
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危険な炒飯
食べ歩きラーメンを二杯食べというのに、炒飯を口に運ぶレンゲが止められない。 玉子は甘くふわふわで、米は油をまといながら、パラパラと舞う。 そこへラーメンダレの深いう……
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これは朝露である。
食べ歩きこんなに真剣に松茸を焼く料理人を見たことがない。 松茸を縦に切り、包丁目を細かく入れる。 軸の硬い部分は、さらに細かく入れる。 しかるのち、断面を上にして……
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奥能登、茸狩。
食べ歩き奥能登、春蘭の里の多田村長に連れられて、茸狩。 豊作。豊作。 「しばたけ(あみだけ)はゴミ取らんで、茹でてな。色変わるから。このしもおこしは、炒めがええな。……
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奥能登「そばきり 仁」。
食べ歩き築300年という屋敷は、奥能登の寒村にひっそりと佇んでいた。 天領の庄屋宅であったという屋敷が、静かに時を重ねている。 中に入ると、座敷には囲炉裏が切ら……
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森に潜む精霊の声を聞いた。
食べ歩き森に潜む精霊の声を聞いた。 昼に採ったばかりの松茸を刻む。 薄く薄く手早く刻む。 そのまま直ちに粥にして運ぶ。 蓋をそっと開ける。 香りが立ち上って、……
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