ミルフィーユという弦楽四重奏

• 東京,
• スィーツ

焦がす寸前まで焼き上げたパート・フイユテが、凛々しい香りを放ち、食欲をくすぐりながら崩れていく。 その一枚一枚は、花弁のように薄くはかないが、香りを、ほろ苦み……

ぽん多をお手本にしました

• 兵庫,
• ご飯料理,
• 洋食

祇園の名割烹のご主人のご自宅でいただいた、ハヤシライス。 「ぽん多をお手本にしました」と言われたが、それはそれは滑らかでまん丸く、奥深いが品のある味で驚きまし……

東京とんかつ会議 第170回 殿堂入り審議　車力門　ちゃわんぶとんかつ定食(3500円)

• 東京,
• とんかつ,
• カレー

東京とんかつ会議 第170回 殿堂入り審議　車力門　ちゃわんぶとんかつ定食(3500円) 肉2、衣3、油3、キャベツ3、ソース3、御飯3、お新香3、味噌汁……

エレガントなマグロ

• 東京,
• 赤身魚,
• すし

エレガントなマグロだった。 口に入れると、繊維などなきかのように崩れ始め、酢飯と抱き合う。 その時、噛むのではなく舌の上に乗せたまま、そおっと上顎に押し当て……

敦煌2/27

• 白身魚,
• 東京,
• 豚,
• 葉茎菜,
• 中国料理,
• 根菜,
• 甲殻類,
• 麺料理,
• 餃子,
• スィーツ

敦煌2/27 つぼみ菜の白和え 大根餅 たらの揚げ物 腸詰 白菜と干し貝柱の炒め物 水餃子 ……

「言うに（結う）に言われず、解くに（とくに）解けず」

• 東京,
• 和食,
• 割烹,
• 葉茎菜,
• 根菜

留椀の前には珍しく、酢の物でなく和物が出された。 「田芹とはりはり大根、とり貝の胡麻和え」である。 鳥貝と大根は、田芹の細さに合わせて同寸に切られ、和えられ……

無調味、無漂白、無添加

• 東京,
• 白身魚,
• 居酒屋,
• ご飯料理

ご飯を掻きこむ、箸が止まらない。 ご飯喚起力の強い料理というのは、大抵しょっぱく味が濃いものである。 しかしこれは違う。 ご飯の上に乗るのは、しらすと……

グリーンカレーいなり寿司

• 和食,
• 神奈川,
• タイ料理,
• すし,
• カレー

どこから見ても、フツーのいなり寿司である。 しかし食べると、タイが忍び寄る。 日本から離れるわけではない。 日本人としてのいなり寿司への郷愁はそのままに、……

米は生きていた。

• 炒飯,
• 東京,
• 中国料理

米は生きていた。 一粒一粒が意思を持って、口の中で舞い踊る。 玉子炒飯なのだが、玉子はまったく視認できない。 玉子は油と一体化し、二千粒の米一粒一粒を均等……

ミニカツカレー

• 東京,
• とんかつ,
• カレー

荒木町「ちゃわんぶ」の締めとして。ミニカツカレーを作ってみた