日本美食の旅
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今月のすきやばし次郎
食べ歩き今月のすきやばし次郎 9/14次郎 「まだ頑張ってるでしょ。来月94歳になるんだけどね。もう少し頑張らなきゃね」。そう言って二郎さんは、屈託のない笑顔を浮か……
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神楽坂「BOLT」
健気ないくら。
食べ歩き新いくらは健気である。 口に含むと、プチンと弾ける食感はなく、しなやかにつぶれて液体となり、喉に流れ落ちる。 その刹那、ふっと香りを広げる。 そこには、まだ拙……
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オムレツが夢になる日。
食べ歩き , 寄稿記事これは「夢」だ、と思った。 口に入れ、舌に滑らした瞬間に、オムレツは卵の甘い香りだけを残して、淡雪のように消えていったのである。 モン・サンミッシェ……
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割烹でいただく、優雅な午餐。
食べ歩き , 寄稿記事銀座の品が漂う割烹である。 ここの昼定食がいい。 日替わりで、煮物、焼き魚、煮魚、たんぷら、肉料理、刺身とあって、毎日訪れたくなる。 そして名……
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正統派すき焼き、中居さんの熟練の技に唸るひと時。
食べ歩き , 寄稿記事「人形町今半」の暖簾をくぐれば、甘い割下の香りに包まれて、腹がグウと鳴る。 肉が運ばれると。仲居さんが、熱した鉄鍋に割り下を少量流し入れ、赤桃色の肉を広げ……
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「ブリアンツァ」のフリウリ-ヴェネツィア・ジュリア州郷土料理会9/10
食べ歩き「ブリアンツァ」のフリウリ-ヴェネツィア・ジュリア州郷土料理会9/10 イタリア料理には甘い料理は、ドルチェまでない。しかしなぜかフリウリ料理には、甘い料……
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混沌の美しさを宿していた。
食べ歩きそれは混沌の美しさを宿していた。 三日間マリネして煮込まれたすね肉は、ナイフに力を入れるまでもなく、ホロリと崩れ、舌の上でゆるりと味を膨らます。 赤ワイ……
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おにぎり一個五千円
食べ歩きざぶん。 おにぎりを食べようと、あんぐりと開けた口に、波しぶきが舞った。 唇を、口腔を、歯を舌を、荒波が打ち付ける。 十六島海苔のおにぎりである。 荒れ……
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京橋「フィオレンツァ」
真のカルボナーラは、野生力に撃たれる。
食べ歩き , 寄稿記事威風堂々たる姿に、歓声が上がる。 これが真のカルボナーラである。 カルボナーラというと、日本ではクリームを使う店が多数だが、本来は使わない。 卵黄とチーズ……
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そばを手繰る音だけが響き渡っていた。
食べ歩きずるるるるっ。ずるるるるっ。 店内は、そばを手繰る音だけが響き渡っていた。 そこへ、また客が入ってくる。 彼もまた他の客同様、60代の男性1人客で、座るな……
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