東京
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三田「コートドール」
Foie gras de Canard
食べ歩きフォアグラを口に入れる。 噛むことなく 、舌の上に乗せたまま、上顎でゆっくり潰していく。 脂の甘い香りが鼻腔を揺らし、フォアグラがゆっくりと身を崩す。 優美な……
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六本木「KOBAYASHI」にて
上海蟹と豆腐。
食べ歩き上海蟹の魅力は、雌のミソと雄の白子にある。 蟹肉は少なく、松葉蟹や毛蟹のあまみに慣れ親しんだ我々の舌には、淡い。 しかしこの料理は、その蟹肉の希薄……
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三田「コートドール」
気迫と曖昧。
あえかなり。年の頃は、16か17だろうか。輝く枯色のムースを、一さじすくって口に運ぶ。ムースはどこまでも滑らかで、舌の上に乗ったかと思うと、はかない甘さを滲ま……
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根津「さかなのさけ」~日本酒の美味しい居酒屋
食べ歩き17年やられた大阪の居酒屋から六本木に移転し17年。2024年に根津に移転された、ご夫婦で営む店。奥様が料理を作られ、喋りの間合いがなんともとぼけて、ユーモラ……
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荻窪「北京遊膳」
八宝菜の真実
食べ歩き「日本の八宝菜は時として名ばかりで、八悪菜」。 みんなお馴染みの八宝菜を指して、中国料理通の某作家は、そういわれたという。 「宝」が、入っていないからである。……
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根津「さかなのさけ」
安らぎを運ぶ料理。
食べ歩きえっちゃんの料理は、落ち着いて、静かで、柔らかい。 六本木時代からもう20年近くいただいているが、いつも安らぎを運んでくる。 食べた瞬間「おいし……
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人形町「㐂寿司」
昔の仕事。
食べ歩き才巻を茹でて、2つに割る。 エビのおぼろを挟み、丸く握る。 その姿が中国の子供の髪型に似ていたことから、「唐子漬け」と呼ばれた。 あるいは、唐傘に似ているから……
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シメご飯. スープがけご飯
食べ歩き , シメご飯湯島「鳥栄」のシメご飯 ここのご飯は、昔から本当に美味しい。 一度なんか「もうありません」と、言われたくらいおかわりしたことがある。 千葉県のコシヒカリだ……
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泡酒祭り。
食べ歩き今虎ノ門横丁では、日本酒の泡酒祭りをやっております。どの酒蔵の泡酒も、盛り盛り一杯で、千円。 蔵元の人たちも来て、あちこちの店で飲んでます。 だからみんな酔っ……
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四谷「蜀郷香」
茸、きのこ、茸。
食べ歩きたっぷりの乾燥キノコで出汁をとり、そこに生のキノコを入れて鍋にする。 しもふりひらたけ、松茸、花びら茸、しめじなどが、濃密なキノコの出汁を吸い込み、さらにキノ……
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