~サヨリの色香〜

• 東京,
• 白身魚,
• すし

~サヨリの色香〜 ベストは、さよりだった。 噛んだ瞬間、噛んではいけないものを食べた気がした。 柔らかく、しなやかな肢体に、大海の流れに抗う凛々しさを見た……

そっと柔肌に触れてみる。

• 東京,
• 卵,
• 洋食,
• オムライス

ある日、どうしようもなく「香味屋」のオムライスが食べたくなる時がある。 一人出かけて頼みたい。 運ばれたら、お姿を眺め、そっと柔肌に触れてみる。 できるこ……

山利

• 干し魚,
• 和歌山

「山利」の釜揚げしらすは、生きている。 口の中に、微かな微かな命の息吹が吹き抜ける。 稚魚ならではのいたいけな甘みが、舌の上で揺らいで、心が溶かされる。 ……

今日のわたしはどう

• 東京,
• 和食,
• 白身魚,
• 割烹

「今日のわたしはどう？」 　コチはちょいと得意げだった。 いつもは薄造りにされて、噛みしめ噛みしめゆくうちに、味がにじみ出る淡き奴。 一見品があるようだが……

和歌山

• 干し魚,
• 和歌山,
• 調味料

和歌山。三ツ星醤油の野村さん 釜あげしらす山利の木村さん。 本物を作り続ける男たちは、美しい。 心にしみる話をありがとうございました。 鼓太郎さん、きまし……

あやしい店である。

• 東京,
• トリュフ,
• パスタ

渋谷の路地裏に、その店「OUT」はあった。 あやしい店である。 階段を登っていくと、ピンク色に光るネオンサインが見え、店内には、ガラス越しにUの時の……

これはいけません

• 東京,
• イタリア料理,
• トリュフ,
• パスタ

これはいけません。 しかも深夜まで営業、さらにいけません。 できますものは、トリュフパスタだけ、というのもいけません。 トリュフを削るのが、金髪の美女で、……

最初に食べた時には

• 東京,
• 果菜,
• 葉茎菜,
• フランス料理,
• 根菜,
• ハーブ　スパイス

最初に食べた時には、戸惑った。 “Etubee de petits Legumes a la Coriandre”に、初めて出会ったのは、今から三十年前の、３……

料理の「エレガント」とは。

• 白身魚,
• 果菜,
• 東京,
• 牛,
• 葉茎菜,
• フランス料理,
• 香辛野菜,
• 果物,
• スープ

一口食べて、心が震えた。 どの料理にも、汚れなき美しさが宿っているのだが、ややもすると脆弱で、どこまでもはかない。 それは命の儚さであり、尊さなのだろうか。……

6月30日は6月30日は、夏越祓（なごしのはらえ） ＜京都の平生＞26

• 京都,
• 豆,
• 和菓子

6月30日は、夏越祓（なごしのはらえ）をするみそぎの日である。 半年間の汚れを祓い、来たる半年の清浄を祈念する。 半年間無事に過ごせたことを感謝し、迎え来る……