高知
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<お鍋が熱いき、気をつけて食べてよ>
食べ歩き上に沢庵が乗った小土鍋が運ばれた。 蓋を取ると、醤油の匂いとともに湯気に包まれる。 焦げ茶色の、いかにも熱そうなスープには、うっすらと油が浮かび、青……
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夏を涼やかにする力
食べ歩き白木さんの農園では、文旦の他に、4〜5月は、甘みがあって酸味が少ない「すくも小夏」、5月から7月は、「西内小夏」や「日向夏」なども多く育てている。 いずれ……
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白木さんのブンタンを食べた。
食べ歩き白木さんのブンタンを食べた。 キラリと輝く一房を食べると筋などなく、しなやかに身を崩す。 溢れ出す汁は、甘酸っぱさの中に心が晴れやかになる気品がある……
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ハンパない魚屋。
食べ歩き「失礼ながら、お料理上手ですね」。 よく知らずに、大変失礼なことを言ってしまった。 ここは、高知のやや寂れた街にある、魚屋である。 「魚屋の店……
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命をつなぎ、人をつなぐ生姜
食べ歩き「シャキッ! パシュッ!」 生姜が弾けた。 「まだ生きているよ!」 と叫びつつ、生姜のジュースが口のなかにほとばしった。 こんなにもみずみずし……
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「焼肉よこやま」
食べ歩き「もうこれ以上先に人家はありません。道も行き止まりです」。 横山牧場の牛たちは、みな穏やかな顔をしていた。 山から湧き出る清流を飲み、澄んだ空気に包……
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海の味の澄んだ味わい。
食べ歩き海の味がした。 海底の味わいがした。 今まで食べてきたところ天とは違う。 純真な味に包まれるのである。 「久礼に来た……
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カツオに惚れた日。
食べ歩き高知市は、カツオが溢れている。 どの飲食店の店先でも「カツオ」の文字が踊っているのである。 カツオの洪水に飲み込まれ、もうこれは、どうしても、なんと……
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ヤマモモ
食べ歩き赤黒い、イボイボした皮に鼻を近づけて、匂ってみた。 ほんのりと甘い、ブドウのような香りがある。 皮に唇を当て、そっと噛み潰した。 その瞬間、ど……
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すごいぞ、うるめいわし。
食べ歩き長い間「うるめいわし」を見くびっていた。 どちらかというと、寿司ネタにもなるマイワシに肩入れしていた。 脂ののったマイワシに対して、うるめいわしは味が淡白であ……
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