夏を涼やかにする力

食べ歩き ,

白木さんの農園では、文旦の他に、4〜5月は、甘みがあって酸味が少ない「すくも小夏」、5月から7月は、「西内小夏」や「日向夏」なども多く育てている。

いずれも白木さんの果実には、夏を涼やかにする力がある。

さらに今新しい取り組みを始めているのが、フィンガーライムである。

オーストラリア原産で、果実が小さくプチプチしている姿から、「キャビアライム」と呼ばれて、フランスでも人気となっている果物にいち早く目をつけ、育てているという。

種類は20種類以上あり、果実は赤いのや白いのや、ピンクがかった色合いのものがある。

白は、以下や白味魚にふりかけるとよく、赤は黒胡椒の香りがするので、肉料理にもいいし、果皮を干しておいて砕き、パッパーと混ぜても面白いという。

育つには、7〜8年かかり、手入れも手間がかかる。

試しに食べてみれば、強烈な酸味が舌の上を走り抜ける。

料理のアクセントとして活躍するのは、間違いない。

おそらく5年後には、多くのレストランで白木さんのフィンガーライムが活躍し、食べる人へ幸せを運んでいるに違いない。