鳥取
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鳥取「なつ吉」
干物の真実。
食べ歩き何度食べても鳥肌が立つ。 そんな干物は、ここにしかない。 「今日はどれくらい塩しようかね。どれくらい干したらいいかねと、カレイと相談するんです」と、80歳に……
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鳥取「なつ吉」
ハタハタの真実。
食べ歩きハタハタの脂はしぶとい。 鍋にすると、淡泊な印象があるが、その実、旬のハタハタは脂がじっとりと乗っている。 冷たい深海で生き抜く証である。 だがのどぐろや……
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鳥取「なつ吉」
アワビの真実。
食べ歩きあえて暴言を吐かさせていただくなら、なんでみんなアワビをもてはやすのだろう? うまみということだけを考えれば、蛤やホタテの方が断然濃いし、香りの高さという点で……
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鳥取「なつ吉」
カキフライの真実。
食べ歩きそのカキフライはいけない。 すごくいけない。 岩牡蠣のカキフライである。 普通のカキフライであれば、齧ると牡蠣のエキスがこぼれ出る。 しかしこのカキフライはそ……
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鳥取「かに吉」高知の町中華「宝永」閉店
一番やられたもの
食べ歩き「ようやくまん防が解けて、食べ歩き再開ですか?」 「はいそうですね」。 そう社交辞令で答えるが、実は1月も2月も3月も普通に外食している。 3月はよく旅をした……
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鳥取「かに吉」
お母ちゃんが作った寒天。
食べ歩きお母ちゃんが作った寒天は、海の味がする。 食べていくと、次第に海の底に引きずり込まれ、体が清められていく。 きな粉や蜜に負けない、自然のしぶとさがあった。……
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鳥取「御免」
ホルモンそばを食べなきゃ帰れん。
食べ歩きホルモンが雄叫び上げる。 ジュッ、ジュワァワァッ。 ホルモンが、悶え踊りながら、湯気を上げる。 ここは泣く子も黙る、ホルモンそばの「御免」だぁ。 おばちゃん、お……
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鳥取「かに吉」
噛んではいけない。
食べ歩き噛んではいけない。 どんなことがあっても、蟹味噌のルイベは、噛んではいけない。 少しだけを口に入れたら、一回だけ甘噛みをして、舌先に載せる。 次に舌を上顎に上……
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鳥取「かに吉」
食べてはいけない。
食べてはいけない。 一擤みした瞬間、頭の中で誰かが囁いた。 それほどまでに、甘みが澄んで、穢れがない。 天上から滴り落ちる、尊いつゆを飲んだかのような、禁断の……
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鳥取「かに吉」
これは蟹の哲学だ
食べ歩き昨夜一番衝撃だったのが、焼蟹である。 焼き立ての脚を、まずは箸を入れてそうっと身をはずす。 食べれば、繊維は無きかの如くにほどけて、無垢な甘さが滴り落ちる。 ……
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