しる汁物
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北陸の冬が到来。
食べ歩き静かで素朴な味は、ゆっくりと舌に溶けていった。 外気で冷えた身体と心を、優しく温める。 先付は銀杏餅で、白味噌を流し、天に辛子を落としてある。……
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若くしてこのご飯
シメご飯 , 食べ歩き白山水系の最上流にある棚田で作られてコシヒカリだという。 一粒一粒が自立し、我々の味覚に訴えてくる力強さと香りの優しさがあいまじり、心が溶けてしまう。 そ……
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松茸ご飯
食べ歩き , シメご飯京都「浜作」の松茸ご飯。 極めて質の高い松茸ゆえに、淡い旨味がご飯の甘みと奏上して、典雅な気分を呼ぶ。 そして白味噌椀の優しき深み ……
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松茸の宴。1
食べ歩きアンティークのガラスボウルには、松茸の山が築かれていた。 「今夜は存分に松茸を食べてください」という、森川さんの心意気である。 松茸の香りをひとつずつ確かめ……
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海月。
食べ歩き僕がキュレーターを務める、福井の食ツアー第一弾が始まった。 小田原や長野、富士宮やアメリカから来ていただいたお客様に紹介したのは、寿司屋「海月」である。 都会……
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現生から解き放つ。
食べ歩き松茸の声がした。 「10数年松茸料理をやってきましたが、ようやくうちらしい表現ができました」。 そう女将さんが言われる。 今までは裂いた松茸を出汁に入れて炊……
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勇気と素直、そして独創。
私が知る限り、ここまで勇気と素直を兼ね備えた、若い日本料理人はいない。 例えば、煮物椀である。 日本料理のクライマックスであり、一番熱を込める料理だろう。 ……
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元赤坂「辻留」
小芋と米。
シメご飯 , 食べ歩き辻留のシメご飯。 小芋ご飯。 薄茶色に染まったご飯の中に、丸く形を整えられた小芋が座っている。 口に運べば、ご飯の甘みと素朴な小芋の甘みが丸く抱……
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夏を体に染み込ませる、
食べ歩き , シメご飯 , 1日1甘鮎、とうもろこし、鱧、茄子、アワビ、じゅんさい。 夏に割烹に出かけると、季節を感じさせる料理と出会う。 しかしこの夏、最も夏が体に染み込んで行ったのは、7月……
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大阪「もめん」
暑い夏を和らげる、親父さんの想い
食べ歩き , シメご飯 , 1日1甘お造りのスズキが素晴らしかった。 白身ながら、猛々しくしぶとい旨味が滲み出て唸る 「すずき美味しかったです」。そういうと、 「わざわざご丁寧にありがとうござい……
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