おいしい日記
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「朱雀モンブラン」
食べ歩き栗10個くらいの口の中に突っ込まれたかのような勢いがあった。 「小布施堂」の「朱雀モンブラン」である。 切って口に運ぶ。 クリームがふんわりと舌に乗って、……
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「雁の山」
食べ歩き日本人が和菓子というものに、自然を託してきた美学が、ここに息づいている。 小布施から望む雁田山にちなんだ「雁の山」は、小豆あんを山に、裏ごしした栗を空に見立て……
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グリンピースとハム 田鰻
食べ歩き「老吉士」での好物、グリンピースとハムの炒めを頼んで、これはご飯だなと豆ご飯。 豆の優しい甘みとご飯の甘みが混ざって、笑い出したくなる味である。 次に田鰻の……
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一度は「老吉士」
食べ歩き上海に来たら、一度は「老吉士」に行かないと、気持ちが収まらない。 上海名物「紅焼肉」(つまり豚の角煮だね)は、いろいろ食べたが、やはりこの店のものがいい。 ……
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「蟹王府」上海
食べ歩き「蟹王府」上海 酔っ払い蟹 氷蟹ミソ 菱の実の茎 塩鶏 20匹分の蟹の胸肉を蟹ミソの合わせ炒め。パリパリの皮に包んで、黒酢を固めたものを乗せて食べ……
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中国で一番美味しい料理に出会おうと思ったら、人の家。
食べ歩き四年間育てたガチョウの頭のルースイ煮 四年間しぶとく育っただけに、面の皮が厚いというか、その皮を噛みしめる喜びあり。 みる貝と中国バジル和え物。大きなみる貝の……
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鴨と陳皮のスープ
食べ歩き奥が見えない。 うま味の底が、遥かに深く、見通せない。 一口すすった瞬間、その豊かさに、鳥肌……
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フカヒレ料理の中で、3本の指に入る傑作
食べ歩きこんもりと盛られたフカヒレをレタスで巻き、薄餅で包んで食べる。 そのフカヒレが、この上なくおいしい。 味のないフカヒレにうっすらと品のある滋味がしみていて、……
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カニミソ入り大龍包
食べ歩きチュウっ。 小さい穴を開けた包にキスをして、吸った。 熱々の蟹ミソが、濃密なエキスとなって口に流れ込む。 舌がコーフンしている。上顎が、赤面している。 ……
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どちらの精にもおぼれたい。
食べ歩き卵はそう。 温かみを内包しながら、てろりと舌に甘えてくる。 ミソはそう。 危うい秘密を隠しながら、とろりと口の中を埋めつくす。 上海蟹の卵とミソが、……
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