食べ歩き
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玉ねぎの蓋を取ると
食べ歩き玉ねぎの蓋を取ると、甘い芋の香りに交じってトリュフの色香が顔を包んだ。 目を細め、そっと笑う。 鶉の卵を潰し、スープとともにスプーンですくう。 ポタージュ……
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「ああ」
食べ歩き「ああ」。 フィナンツェーラ(ピエモンテ風モツ煮込み)を一口食べて、思わず言葉にならぬ言葉が漏れた。 鶏のトサカや砂肝、レバー、豚レバー、リー・ド・ヴォーな……
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曙橋のこの店に
食べ歩き曙橋のこの店に通って35年経った。 昔も今も、ご夫婦二人でやられている。 「最近は疲れちゃってね」と、ご主人はぼやくが、それでも35年通って初めて出会う味が……
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「ラーメンです」
食べ歩き , 日記「ラーメンです」。 「エスキス」でメートルがジョークを放ちながら、フォンをゆっくりと注いだ。 鶏と生姜、利尻昆布と焼いた金目鯛の頭のフォンの中で、打ちたての……
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イタリアンなれどイタリアにあらず
食べ歩き世界中に「イタリアン」と名乗るものは数多くあるが、これほどイタリアとかけ離れているものはありません。 そういう意味で、とてもリッパなのです。 ふわふわの……
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もうフランスでも滅多に
食べ歩き「もうフランスでも滅多に食べられない古典料理を楽しむ会」が、青山「クリスタリーヌ」で行なわれた。 14世紀から19世紀にかけてのフランスの古典料理は、現在で……
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肉、肉、肉、肉、ニクな夜
食べ歩き還暦パーティー翌日は、タベアルキストとして、肉、肉、肉、肉、ニクな夜。400g制覇。 ゴッサムグリルにて。……
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日本各地の丼集めました
食べ歩き日本が生んだ偉大な簡易食「丼」。 なにせおかずを飯に乗せれば、丼になるのだから、可能性は無限大。 だが別皿で食べればいいものまで丼にすることはないし……
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鰆は、この世に生を受けた喜びに、ふるえていた
食べ歩き鰆は、この世に生を受けた喜びに、ふるえていた。 喜ぶあまり、中心をロゼに染めている。 ゆっくりと噛めば、歯は身肉に吸い付いて、バレリーナのしなやかさで舌……
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西麻布「真由膳」
誠実な人柄がにじむビーフシチューでご飯。
食べ歩き久々に西麻布「真由膳」。 以前は予約至難だったが、最近はそうでもなく、救済必要。 白菜とお揚げの炊いたん、ポテサラ、湯豆腐、蕪の炊いたん、椎茸肉詰めと、おばんざ……
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